2021年10月04日

食×デジタルヘルスの未来を共創、「明治アクセラレーター」に採択されました

株式会社セルフケアテクノロジーズは、株式会社 明治が初めて実施するコーポレートアクセラレータープログラム「明治アクセラレーター」のピッチコンテストで優秀賞を獲得し、2021年10月から始まるプログラムに参加する協業企業となりました。

ピッチコンテストでは、100件を超える応募に対し書類と面談による審査を経て選考された11社がプレゼンテーションを行い、その中で6社が優秀賞を獲得し、アクセラレータープログラムに参加する協業企業として選抜されました。セルフケアテクノロジーズは「デジタルヘルス×食」をテーマにした協業提案を行い、今回採択にいたりました。

株式会社 明治のプレスリリース:https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2021/1001_03/index.html

■ 明治アクセラレーターの概要
「ヒトと地球の健やかな未来を共創する」をテーマに、明治グループ2026ビジョンで掲げるオープンイノベーションを加速し、将来に向けた新規事業の探索と創出をする一環として、株式会社 明治が株式会社ゼロワンブースターと共に運営する、社外のスタートアップ企業との協業によりイノベーションを創出する取り組みです。

本プログラムでは「食と健康」「くらし・社会の豊かさ」「サステナブル」の領域においてパートナーが募集されました。創業100年を超える明治グループが培った知恵やバリューチェーンと、スタートアップ企業の新たなテクノロジーやさまざまなアイデアを掛け合わせ、共に一歩先行く価値を創造していきます。

明治アクセラレーターWEBサイト:https://www.01booster.com/program/meiji/

ピッチコンテスト 審査員:
株式会社 明治 代表取締役社長 松田 克也 様
株式会社 明治 取締役常務執行役員 経営企画本部長 童子 秀己
株式会社 明治 イノベーション事業戦略部長 川上 徹也
kemuri ventures合同会社 代表社員 岡田 博紀
株式会社ゼロワンブースター 代表取締役 CEO 鈴木 規文

■ 「デジタルヘルス×食」をテーマにした事業の提案背景
食にテクノロジーを掛け合わせ、食の持つ可能性を広げていく「フードテック」が現在世界中で注目を浴びており、2025年には世界で市場規模が700兆円に達すると予測されています。

フードテックが解決を目指している食の課題には、人口爆発に伴う食糧危機、地球に与える影響を加味したサスティナビリティ、フードロス、食の安全性、製造工程等における利便性向上など様々なものがありますが、当社では先進国における食の飽和がもたらす健康課題に着目しています。

「セルフバンク」は、生活者のヘルスデータを可視化することで意識変容と行動変容を促す健康増進プラットフォームとして、ウエアラブルデバイスをはじめとする様々なセンサー、IoT家電/寝具、健康増進型保険、DX化された社員食堂等との連携を模索してきました。事業を進める中で、食事は特に個人の食生活や好みに左右され、行動変容が起こりづらいという問題がありました。

そこで、ヘルスデータの可視化から栄養アドバイスや食材・レシピの提案、実際の食品の提供まで一気通貫したソリューションを提供することで、生活者にとっての納得感と喜びを両立した新しい価値を生み出すことができると考え、今回の提案に至りました。

■ 代表取締役社長 宮地のコメント
セルフケアテクノロジーズは昨年5月、第一回目の緊急事態宣言の最中に創業されました。新型コロナウイルス感染症により世の中が大きく変わり、デジタルヘルスがもっと広く必要とされると考えたためです。運動×食事×睡眠が三位一体になることで健康がもたらされる点にこだわり、時間をかけて予防ヘルスケアプラットフォーム「セルフバンク」を育ててまいりましたが、直近では食事に関するソリューションにおいて、栄養素の分析・アドバイス・レシピ提案を超えて実際の食を届ける方法を模索していました。

今回の明治アクセラレーターのピッチコンテストでは、フードロス・認知症対策・子供向け・災害備品・フードロボット・代替たんぱく・不妊治療・CBDなど様々なテーマのフードテック企業が勢揃し、白熱した選考会となりました。そんな中で「デジタルヘルス×食」をテーマとした当社を採択いただいたのは、現代の食生活が抱える問題点が大きく、デジタルヘルスを軸にした食のパーソナライズが求められているからだと捉えています。

食事は、論理的に正しいものを食べて栄養素を満たすという役割だけではなく、美味しくて笑顔になれるものを食べたいという情緒的な価値を提供する側面も大きいです。100年を超える歴史のある食品メーカーであり、SAVAS・TANPACTなど私個人も普段使いさせていただいている数々のヒット商品を生み出してきた明治様と共に、生活者が楽しく健康になれるフードテック事業を創出してまいります。